2016年公開の和製ホラーになります。
『残穢』という単語は『呪術廻戦』を読んだことある方なら聞きなじみがあると思います。
そもそも元ネタがこの映画の原作小説と単行本のおまけで語られています。
あらすじ
主人公は読者から送られてくるホラー体験を読み物に書き起こす作家。
その主人公のもとに送られてくる1通の手紙から始まります。
その送り主の部屋ではなにやら畳を擦るような音が・・・
調べて行くうちに奇妙なことが起こるのはその部屋だけではないようで・・・
どうやら部屋ではなくそのマンション全体が・・・
そのマンションが建つ前の土地が・・・
と徐々に解き明かされていきます。
感想
もともと呪術廻戦の『残穢』の元ネタというのは知っていたので、その映画ということもあり楽しみにしていました。
個人的には期待を裏切らない内容でした。
「これこれ!こういう和製ホラーが観たかったねん!!」
一つじゃない奇妙な現象
徐々に紐解かれる穢れのもつれ
理不尽さ
びっくり系でなく「うわー・・・こわ・・・」といった感じ
「ざんえ・・・なるほど。穢れまくってんな」
こういう幽霊って大体が部屋毎なので土地にと言われると、今住んでいるところはどうだったのだろうかと少し考えさせらるのも面白いなと。
個人的にお気に入りは、ごみ屋敷。
え、物理的な対策は有効なの?って笑っちゃった。
逆に、隙間をぬって現れたらビビっちゃうわ。
ちょっと残念なところも
奇妙な現象が場所によって異なり、映画という時間の制約もあるので、1つ現象に対しての尺が足りない気がする。
なので後半が割ととんとん拍子で進む。
『繋がった・・・!』 ←これ言いたいだけやろ。
あと、登場人物がホラーに対面することがほぼない(手紙をくれた読者ぐらい)ので臨場感?が足りない。襲われる描写もない。
炭鉱夫の幽霊?が黒いモヤなのもなー
和製ホラーが見たいときにはぴったり!
伝染する感じが『リング』の呪いのビデオ感ありますね。
なんも知らんのに移された人かわいそ(笑)
AmazonPrimeでも観れるそうなので、夏の夜にお勧めです。
何本か観たので次もホラー感想になります。
次は『事故物件』でっす。
コメント