ひのさんの『コンビニ・オブ・ザ・デッド』を読みました。
Twitterでアップされていたものの書籍化です。(おめでとうございます!)
私も更新を日々楽しみにしていたので、書籍化は嬉しい!
感想 新しい視点のゾンビもの
題名の通り、コンビニが舞台です。
ゾンビの種類は走らず、生前の習慣を若干残す感じ。
ゾンビの特性(感染)はあるものの戦うというよりも、その環境下でのやりくりや心理描写がメインです。
この視点のゾンビものは新しく、ストレスの影響や心理描写は丁寧で、「もしゾンビパンデミックが起きたら、逃げ延びた人はこんな感じになるかも」と、ゾンビシミュレーションを漫画化したような作品です。
大群で襲ってくることもなく、圧力でガラスを割られることもなく、食料だけなら確かに数か月は持ちそう。
そういった意味でもリアルだな、と。
(そのほかのゾンビ作品のゾンビたちの数は多すぎないか?と最近思うわけです。)
そして、徐々に現れる主人公の”普通”ではないところ・・・
コンビニには本当にいろいろなものあるんだなぁ・・・(作者さん、よく思いつくな・・・知識すごい)
ゾンビネタもちらほらと見受けられるのも面白い。
作品としてもこの1冊で完結(だと思う)するので、ゾンビものには珍しくさっくりと読めて楽しめます。
実は、本編自体はまとめページですべて読むことができます。
が、単行本には描き卸しもページもあります。
もう少し描き卸しページ欲しかったなぁとは思いますが、作者さんに還元も大切!
本編が面白かった方はぜひ購入してみてください。
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